進藤コースケ君の受難の日々:10
 
 
 聖少女機甲師団のリーダーを名乗る北条蓮美との協議の結果……戦闘開始は13:00で、場所は駅前のデパートと決まった。
 このデパートという場所を提案したのは僕だった。パワードスーツみたいに、短時間でも空を飛べるヤツがいた場合、屋内の方が有利に戦えると読んだからだ。
 代わりに、向こうは人数を合わせることを条件に出して来た。これは果歩が最近仲良くしているパワードスーツに服を破られていた女子の……平野理奈さんに参加してもらうことでクリアした。
 ゲームスタートまで、まだ時間があったので、僕らはデパートの近くにある公園で果歩のお弁当を食べていた。が、さすがに五人分には足りないので、唐揚げとおにぎりを坂本に奢らせた。
 前の一件があったので、僕としては理奈を巻き込むのは反対だったが、果歩が言うには強力なアームズを持っているらしい。ただ、あのときはその使い方を理解していなかったら、逃げることしか出来なかったそうだ。そして、理奈のアームズは、聖少女機甲師団のアームズに致命的なダメージを与えられる可能性がある、とのことだった。
「でも、ほんとに大丈夫なのか?」
「んっ!理奈ちゃんがいれば楽勝だよ」
 そこまで言い切れるアームズって……何だろ?
 ちまちまとおにぎりを食べている理奈が、そこまで強力なプレイヤーとは、どうしても見えなかった。
「そーいや、坂本のアームズって、どんなのなんだ?」
 僕の質問に、坂本はペットボトルの麦茶を吹き出しそうに咽返る。
「お、俺のアームズは関係ないだろ?」
「無いわけないだろっ!」
「う……ま、あれだ。出来れば、アームズを出さずに勝ちたいもんだな」
 そんな楽な戦闘になるわけないだろ?
「お前のアームズって、そんなに弱いのか?」
「ばっ、バカヤロウ!!俺のく――アームズは最強だ!!!」
「くってなんだよ?」
 く、から始まる武器って、何かあったっけ?
「ま、相手はしつこいので有名らしいから、アームズ出さずに負けて、みんなの迷惑になるなよ」
 僕の言葉を聞きながら、坂本は不思議そうな顔でこっちを見ていた。
「何だよ?」
「え?いや……」
「ん?」
「進藤、性格変わったよな」
 その言葉に、その場にいた全員が僕の顔を見る。
 僕は「ふっ」と息を吐いて、坂本の顔から視線を外した。
「男と女じゃ脳の造りが違うし、分泌されているホルモンも違うんだ。性格くらい変わっても変じゃないだろ」
「でも、ツンケンしてるのに、妙に世話焼きってのは……」
 僕が険しい顔で睨み付けたので、坂本は首を竦めて言うのをやめた。
「……前は、もっと違ってたの?」
 理奈に聞かれ、果歩は「うん」とあっさり肯定した。
「前は、ね……もうっとクールな感じだったかな?思ってることとか全然顔に出てなかったし、付き合ってても不安になるって言うか……こーちゃんになってからのが、一緒にいて安心できるっぽい」
「こーちゃんとか言うなっ!」
「こーちゃん?」
 首を傾げ理奈が聞き、
「進藤古都葉ってのが、いまの名前らしいぜ」
 坂本が嬉しそうに言いやがった。
「ゲームのバグなんですよね?」
「うん」
 僕は果歩のお弁当から、肉じゃがを取りながら、軽く返事をしておく。
「元に……戻れるんですか?」
 誰も聞かなかったことを、理奈は静かに聞いて来た。でも、それは僕のことを本気で心配しての言葉で、興味本意や好奇心からの言葉ではなかった。
「出来れば、いますぐにでも戻してほしいんだけどね」
 僕は優しい笑みを浮かべながら、理奈に答えてやる。……と、
「いや、俺はずっとそのままが良い!」
 坂本が憮然とした表情で言いやがった。
「あん?」
「いいか、よく聞け。進藤」
「何だよ」
「男のお前は孤高を持する、一匹狼タイプの男子だった。ま、それなりに顔も良いし、ぱっと見、文系硬派にも見えたので、一部の女子にも人気があった」
 何が言いたいんだ?こいつ。
「しかし、だ!いまのお前を見てみろっ!」
 胡坐で座ったまま、坂本は演説モードに入る。
「普段は周囲にまるで興味が無いみたいな冷たい顔をしているくせに、こっちがからかうと本気で怒ったり、拗ねたり、泣いたり、笑ったり、と喜怒哀楽が激しい反応を返してくるんだぞ」
 ほっとけ。
「しかも、困ってるヤツがいたら迷わず助けに行ってしまうお節介タイプだ。俺は知ってるんだ。……お前が、こっそりと休みの日に猫会議に出席して、近所の野良猫に餌をやっているのを!!!」
「え?ちょ、ちょっと待て」
「しかも!」
 僕の制止を聞かず、坂本は続ける。
「まだ小さい子猫のために牛乳を持って行ったり、歯の抜け落ちた老猫のために、柔らかい缶詰を用意していることも俺は知っている!」
「こーちゃん、猫好きだったんだ」
「こーちゃんって言うなっ!」
「違う!古都葉は猫好きではない」
「古都葉って言うなっ!!」
「進藤は動物全般大好きっ子なのだ!!!公園で散歩中の犬とじゃれ合ったり、ホームセンターのペットコーナーや市内のペットショップ巡りをするのが趣味なほどの……動物大好きっ子なのだぁああああ!!!」
 律儀に呼び名を戻して、坂本は堂々と僕の秘密を暴露した。……けど、ちょっと待て!
「おい、それって全部女の子になってからしかしてないぞ」
「うむ」
「うむ、じゃねぇだろっ!!」
 憮然とした表情で目を閉じている坂本に、理奈が恐る恐る聞いた。
「あの、もしかして……坂本君って、進藤君のこと」
「あぁ、その通りだ。俺は進藤古都葉に惚れている」
 坂本は大真面目な顔で僕を見ながら言った。……が、僕は露骨な溜息で、その告白に答えてやった。
「悪い。その手のギャグは好きじゃないんだ」
 坂本と僕の言葉を聞き、ふっと笑みを漏らす。
「ま、お前ならそう言うと思ったよ」
「当たり前だ」
 僕と坂本のやり取りに、肌でわかるほど安堵の空気が流れた。っていうか、みんな本気にするなよ。こんな戯言。
 
 
 殺人ゲームのスタートの合図はフィールドの展開と決めていたので、僕らはそれまで待機場所に指定された屋上駐車場で、最終的な打ち合わせをしていた。ちなみに、聖少女機甲師団の待機場所は、建物内で反対側になる地下食品売り場だ。
 どう考えても、一対一では勝負にならないので、僕らはパーティーを三つに分けることにした。
 真奈美のロケットランチャーは破壊力では圧倒的だが、発射から着弾まで次弾の装填が不可能なので、援護として大型ハリセンの果歩を組ませることにした。鋼鉄でさえ切り裂く果歩の大型ハリセンは、物理的に防御不可能であるから、真奈美が苦手とする近接攻撃でのサポートが可能だ。また果歩が振り回される可能性のある遠距離での戦闘は、追尾能力のあるロケットランチャーが最も生かされる状況でもある。
 この二人なら、互いに援護し合うことが出来るだろう。
 次に、圧倒的な攻撃力があるとされる理奈のサポートに僕が付くことにした。話を聞いていると、能力は十分にあるが戦闘経験はほぼ皆無のように思えたからだ。戦況の把握と索敵くらいは僕が二人分することができるだろう。
 残った坂本は誰とも組みたがらなかったので、ソロで突入させることにした。
「もう一度だけ言うけど……」
「俺は囮だから、派手にど真ん中で暴れろ、だろ?」
 坂本は面倒臭そうに答える。……けど、ほんとに大丈夫なのか?
「でも、ちょっとワクワクしますね」
「うんうん」
 明るく話す理奈と果歩を、優しい目で真奈美は見ている。坂本も柔軟体操をしているところ見ると、口調とは裏腹に本気で戦うつもりらしい。
「こっちの五人と向こうのジョーカー五人の総当り戦だから、最後の戦闘が終わった段階でジョーカーの多いパーティーの負けになる」
 僕の言葉に、全員が傾注する。
「ま、負けるのは嫌いだし、やる限りは本気で戦いたい」
 みんなが、それぞれの仕草で頷く。
「こうやって事前にルールを決めて戦うってのは、滅多に無いけど……油断だけはしないように。な、特に坂本」
「なんで、そこで俺の名前を言うんだよ」
「色仕掛けとかに引っかかったら、後で殺すからな」
 にやにやと笑いながら言ってやったら、なにを勘違いしたのか、坂本は嬉しそうに顔を輝かした。
「それって、お前……ヤキモチか?」
「そんなわけあるかいっ!」
 坂本の顎を肘で撃ちながら、僕がツッコミを入れると、果歩が明るく笑った。
 そして、真下から吹き上がるような風を感じ……フィールドが展開された。
 
 
 五つのフィールドは全て果歩をターゲットにしたものだった。聖少女機甲師団の最終目標は果歩と、これではっきりした。
 僕らはそれぞれ頷き合い、別々の入り口から店内に飛び込む。
 このデパートは地下一階の地上五階建てで、五階部分は駐車場になっている。順当に駆け下りれば、敵と出会うのは三階のはずだった。
 ところどころ明滅する蛍光灯の光を受けながら、僕は理奈はエスカレーターを駆け下りる。
 不意に、ガコン!と足元が揺れ、僕は手摺に掴まり理奈を振り返る。
 理奈も手摺に掴まり、不安そうに下を向いている。が、その手足は震えていない。
 それを確認し、僕は意識を下の階に集中する。
 断続的に振動が来る。さっそく戦闘が始まっているようだった。
 駆け下りるのをやめ、僕はエスカレーターの流れに任せて、五階の駐車場から四階の家族と生活のフロアに出た。
 敵の気配を探りながら、アームズを収束させる。ふ、と横を見ると相変わらず理奈は不安そうな顔をしているだけだった。
「アームズ……出してる方がいいよ」
 僕の声を殺した呟きに、理奈は薄い笑みを浮かべ答える。
「あたしのアームズ、収束時間が無いんです」
「え?」
「アームズって、基本的にその質量で収束時間が決まるらしいですよ」
「……質量や複雑さ、それに威力を足して、プレイヤーの精神力で割った感じかな?」
 僕の経験からすると、こんな感じだった。
 けど、理奈は指先をひらひらとさせて、
「あたしのアームズって、物理的な質量は存在しないんです」
 と答えた。
「それって、どんなアームズなんだ?」
「言えません」
 その返事に僕はむっと口を尖らせる。
「ごめんなさい。でも、真奈美さんが……」
 真奈美が?
「索敵能力に特化したプレイヤーがいる可能性があるから、盗聴には注意した方がいいって……」
 ふむ。確かにその可能性はあるかもな。
「でも、多少は教えてもらわないと僕もサポートできないんだけど?」
 と、言ったとき――理奈の後方、布団売り場の奥で、あり得ない物体が走り抜けた。
「え?」
 僕の声に理奈が後ろを振り返るが、既にそれが角を曲がった後だった。けど、あれって……見間違いか?
「どうかしたんですか?」
 緊張を隠さず理奈が聞いて来て、
 どごぉおおん!!
 と、派手な爆発音が起こった。
「こ……の、化物めぇええ!!」
 悲鳴のような声で叫び、機関銃を乱射しながら袖無しのブラウスにチェックのスカートの女の子が家電コーナーを走り抜けた。何度か攻撃を受けたのか、ニーソックスと服がボロボロになっていた。
 そして、その女の子を追い掛け、並べられた冷蔵庫の間から飛び出したのは……全長3mの、デニムのベストを着た『クマのぬいぐるみ』だった。
「行けっ!クマ吉くん!!!」
 坂本の命令を聞いて、クマのぬいぐみ……クマ吉くんが関節の無い腕をぶんぶんと振りながら、猛然とダッシュする。
「うぁぁああああっ!!!」
 完全にパニック状態の機関銃の女の子は、狙いも定めずに乱射する。が、クマ吉くんは銃弾をそのぬいぐるみボディーで全て弾き返していた。
「なんだ、あれ?」
「ぬいぐるみ……ですよね?」
 呆然と呟く僕らの前で、機関銃の女子がクマ吉くんの腕にすくい上げられ、遥か彼方に放り投げれる。
「来いっ!クマ吉くん」
 投げ捨てた女の子を追い、走り出した坂本に呼ばれ、クマ吉くんがドスドスと柔らかい足音を残して走り去った。
 その後姿を呆然と見送り……僕らはくすくすと笑い出した。
「クマ吉くん、強過ぎ」
「あの様子だと、坂本さんは大丈夫そうですね」
「あぁ、何しろ、アームズはクマ吉くんだからな。確かに……最強だ」
 機関銃の弾を弾き返す頑丈さと、あのパワーがあれば、確かに無敵と言えそうだった。しかし、遠隔操作型のアームズなんて始めて見たな。
 女の子の援護に入るプレイヤーがいなかったことから、この階には敵はいないと判断し、僕と理奈はさらに下の三階に移動することにした。
 
 
 三階は服飾関係と美容院、それにCDショップと本屋が入っていた。……が、すでに商品価値のありそうな物は残されていなかった。
 僕と理奈を追い掛ける飛行型アームズ、フライヤーの羽に切り裂かれてしまったからだ。
 バラバラに引き裂かれた衣類の上で、フライヤーは羽を震わせて、ホバリングをしていた。
 キィィイイイン……。
 硬質で耳障りな羽音が周囲を満たす。
 このアームズの見た目をどう表現するべきか?
 ぱっと見は、鋼鉄で作り上げた昆虫の模型だが、その背中に操縦席が設けられ、そこにウサ耳パーカーの女の子が乗り込んでいた。
 胴体部分は、絶えずCの字の形に曲げられている。その中央よりやや上の部分に四枚の羽が付いてて、それが微細に振動することによって、浮力を得ているようだった。
 そして、その羽の切れ味は……三階の惨状を見れば解るとおり、人間の身体くらいならあっさりと切り裂いてくれそうだった。
 移動速度は、昆虫並み。つまり、はっきり言って肉眼で追える速度を遥かに超えている。
 ここまで僕と理奈が無事だったのは、ひとえに相手が余裕を持って遊んでいるからだった。
 一度、理奈を庇った所為で攻撃を避け損なって、僕は髪の端っこを切られていた。
 切り裂かれた衣類と一緒に落ちている自分の髪を見て、僕はブチブチにキレそうになる。
 何でこんなに腹が立つのかわからないけど……こいつだけは絶対に許さないっ!
「進藤君」
 くいっとTシャツの裾を引かれ、僕は僅かに注意を後ろの理奈に向ける。
「あたし……行くから」
 そう言うと同時に、理奈が前に走り出した。
 理奈が動くと同時に、フライヤーが目の前から消えた!
 瞬時に、左に移動していたフライヤーが後ろ斜めから理奈に襲い掛かる。
「くっ!」
 頭から前に飛び込んで、理奈がフライヤーの羽を避ける。が、すでにフライヤーは次の攻撃準備に入っていた。
 理奈が両手を差し出し、フライヤーを向き合い……そのフライヤーがあっさりと姿を消す。
 攻撃のポーズを解き、理奈は左右に目を向ける。
 どこだ?……どこに現れる?
 高速移動を繰り返す羽音だけを残し、フライヤーは僕らの周囲を飛び交う。
 ふわり、と僕の腰まである髪が、あるはずのない風に浮き上がる。と、同時に僕は前に走り出した。
 後ろも見ずに撲殺バットを背後に向かって振り切る。
 キィン!と金属と金属が打ち合う響きが鳴り、僕はその音を合図に思いっ切り飛び上がる。
 空中で身を捩り、狙いも定めずに撲殺バットを振り下ろす。……が、それは無意味に空を切った。
 着地と同時に真横に転がり、次の攻撃を回避する。
 超音波みたいな羽音だけが聞こえるフィールドの中で、長過ぎる僕の髪がゆっくりと落ちる。
 僕は全神経を集中し、肉眼で追い切れない敵を探す。
 ……音だ。僅かな音の歪みで、次の行動が読めるはずだ。
 キィィィイイン!と、鳴り響く羽音の、一瞬のたわみを探すため、僕は静かに目を閉じる。呼吸を止め、乱れる心臓の音をゆっくりと整える。
 そして……小さな……音の乱れを耳に感じる。
 それは床に落ちた衣類が立てた、微かな衣擦れの音だった。
「理奈っ!」
 フライヤーが方向転換をした瞬間――僕は理奈の名前を叫びながら左を指差し――理奈は僕が指差した方向に向けて、両手の掌を突き出し――
 轟っ!
 理奈の前に、巨大な炎塊が出現した!!
 空気がたわみ、膝を着いたままの僕の髪が浮き上がる。
 一瞬で出現した理奈のアームズは、巨大な奔流と化し流れ出した!
 それは紅蓮に燃え上がる炎の渦だった。
 その巨大な火炎は、フライヤーを飲み込むと、衰えることなくデパートの壁際まで押しやり、爆発的に燃え上がる。
 デパートの壁際……その一角を舐め上げるように炎が走る。
 その想像を絶する迫力に、僕は……ぺたんとその場に座り込んでしまった。
 炎の欠片を纏いつつ、理奈がゆっくりと立ち上がり、ふっと腕を振る。
 それだけで、デパートの天井まで燃やし始めていた炎は嘘のように消え去った。
 呆然とする僕の前で、炎の欠片を纏ったまま理奈が恥ずかしそうに立っていた。紅蓮の炎は、まるで理奈を守るように、ゆっくりと動き続ける。
「ほ……炎?」
 ぽつりと呟く僕の言葉に、理奈が小さく頷く。
「まだちゃんとコントロールできないんですけど……」
 コントロールできないって……僕はコゲ痕だけを残すデパートの一角を見る。
 フライヤーは影も形も残されてなかった。ま、あれだけの熱量を持つ火炎で焼かれたんだ。熱いとか思う前に死んだはずだった。
 撲殺バットを杖代わりに、僕はのっそりと立ち上がる。と、僕の周囲と撲殺バットに無数の炎の欠片が生まれた。
「防御と……攻撃の補助になると思います、から」
 控え目に言う理奈を、僕は複雑な表情で見る。これじゃ、どっちがサポートしてるのかわからなかった。でも、悪い気はしない。
「ありがと。……じゃ、次の階に行こうか?」
「うん」
 力強く理奈が答える。
 絶えず動き続ける炎の欠片を纏うのは、ちょっと怖かったけど、別に熱くも無いし大丈夫そうだった。
 ただ……この状態で坂本に出会ったら、また変なことを言い出しそうな気がしたので、それだけが気になった。