めぐり逢い
 
 
 いくつもの偶然が重なり、僕等はここにいる。
 愛することが罪ならば、君とめぐり逢うことは無かったはずだ。
 
 
 道はいくつにも別れ、寄り添い、また離れて行く。
 僕はそれを運命と思わない。
 きっと どこかで君と出会っているのだから。
 
 
 君を愛してる今だからわかることがある。
 僕はずっと君を探していた。
 君を愛するために生まれて来たんだ。
 
 
 優しさも悲しみも喜びも怒りさえも全ては君と出会うためだった。
 そして、死を迎えるその日まで僕の命は君の為にある。
 
 
 求めあう事も許しあう事も傷付けあう事も必要ない。
 僕等は愛しあえばいい。
 
 
 君と僕の道は、どこまでも続いているのだから。