肉体の不調を訴え、病院に行く主人公。
医者は幼馴染み。性別はどっちでも。
MRI検査で、左肺と心臓の間の広範囲に異物が見付かる。
胃の内側にも見つかり、胃カメラで細胞を取り、精密検査をする。
急がないが、切除をする事を医者に進められる。ってか、医者は切る気満々。
大手術ではないが、非常にややこしい手術になると聞かされる。
医者曰く、体内に別人の臓器及び毛髪などの器官が作られていると言う。
その事例は珍しい物ではないと言う。
ただ……普通なら成長をする間に消えてしまう物だと。
第二次成長を遥かに過ぎた年齢になって発見されるのは非常に珍しいと。
術後、取り出された器官は……顔の左半分と肩、腕の付け根……それに毛髪だった。
医者は器官を調べたいので、もう少し調べさせてもらってもいいかと聞き、主人公は了承する。
培養液の中で器官は生き、細胞分裂を繰り返していた。
そして、その半分だけの顔の中で左目が開くまで長くは掛からなかった。
同じ頃、主人公は夢に魘される毎日だった。
夢は繰り返し告げる。
半身がなければ死んでしまうと。
半身を取り返さなければと。
そして、彼は深夜の病院に忍び込む。
幼馴染みの医師を殺し、半身を取り返し、闇に消える。
 
医師殺しの容疑で警察が主人公の部屋に行くと……
彼は手術痕を引き裂き、臓器を抉り、息絶えていた。
 
 
 
が、検死の結果、奇妙な事が知られる事になる。
明らかに主人公の臓器が足りないのである。
臓器と血肉が足りなく、病院で摘出された器官も見付かっていない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日の症状をネタにするってのを考えてみた。
ま、真面目に書くのは面倒だけど箇条書きでやるなら、こんな感じでしょうか。
細胞分裂で、半身のディテールが出来上がってくるってシーンは書くの楽しそうだけど。
ってか、ダークハーフの二番煎じっぽいな。
ん、タイトルを付けるなら『半身』ですかね。
捻りも何も無いな。